Lステップを使った仕事について知りたいという方のために、Lステップに関連する仕事の種類や稼げるようになるコツ、仕事の始め方などについて解説をします。
この記事を読むことで、
- Lステップを使った仕事の種類とその特徴
- 案件の依頼を獲得して稼ぐコツ
- Lステップを使った仕事が稼げる理由
- Lステップを使った仕事の始め方
を知ることができます。
Lステップを使った仕事6選
Lステップに関わる仕事には、次の6つのようなものがあげられます。
何らかの作業を代行する仕事や運用に関する仕事など、Lステップ関連の仕事は細分化されていて多岐にわたります。
それぞれ、稼ぎ方や特徴を見ていきましょう。
シナリオライティング代行
LINEは主に文章でコミュニケーションをとるツールですので、文章を書くシナリオライターの需要は絶えることなくあります。
Lステップで行う配信の文章は、読み手である顧客の胸を打つような書き方が求められます。
そのため、ライティングを外注するケースが少なくありません。
すでにライターの経験がある人なら、案件の獲得にあたって未経験者より有利になるでしょう。通常のライティングスキルに加えて、Lステップでは必須のセールスライティングについても勉強しておくと役に立ちます。
セールスライティングとは、消費者に商品やサービスを「買いたい」と思ってもらえる魅力的な紹介文のことです。
Lステップ配信のライティング代行では、以下のことを心がけてください。
・Lステップの「ステップ配信」のライティングでは、配信全体の流れを意識する
・LINEアプリの画面に合わせた装飾や行間を意識する
・SEOは意識せずに書く
デザイン代行
画像のデザインを外注するケースもたくさんあります。
LINEの画面上でアクセントになるような画像は、読者の目を引きます。
パッと見た画像の印象でブランドや企業のイメージが決まる場合も少なくありませんので、画像のデザインはとても重要です。
Lステップで使われる画像には、以下のようなものがあります。
・リッチメニュー
・挿入するボタン
・アカウントアイコン
この中でも、リッチメニューのパーツをデザインできるデザイナーは特に高い需要があります。
ほかにも、Lステップのパーツについて詳しく理解していることや、キャラクターデザインができることも、案件を獲得するうえで大きなポイントになります。
構築代行
クライアントや契約したコンサルタントが提示する仕様書どおりにLステップを構築する仕事です。
この仕事は、Lステップの仕組みや操作への理解はもちろん、ライティングやデザインも仕事のうちですので、これらのスキルも欠かせません。
構築の際は設定にミスがないよう、表面的な操作にエラーがないかだけでなく、裏側の機能まで細かくチェックし、仕上げにダブルチェックすることも大切です。
クライアントの要望に沿って構築していく必要があるため、クライアントやコンサルタントとのコミュニケーションを密にとることをおすすめします。
コンサルティング
Lステップのコンサルティングの仕事は、クライアントからLステップの仕事を受注し、その設計図を作ります。
構築代行の仕事に加えて、売り上げアップにつながる施策をクライアントにプレゼンするのもコンサルティング業務のひとつです。
ライティングやデザインは外注も可能
書いた設計図をもとに構築を自分で行うコンサルタントもいますが、構築代行者やライター、デザイナーに依頼して中身を作ってもらうケースもあります。
仕事が忙しくなってきたら、外注できる仕事は外注するスタイルにしても良いでしょう。
内製化研修
コンサルタントとして軌道に乗ってくれば、内製化研修の依頼も舞い込んでくるかもしれません。
内製化研修では、コンサルタントが企業に講師として招かれ、社員に対してLステップについて研修を行います。
週1回、数時間の研修を行う場合が多く、クライアント次第ではリモートでの研修もあります。
人前で話す仕事ですので、トークスキルに自信のある方に向いている仕事です。
運用代行
Lステップは作ったら終わりというわけではなく、その後どう運用していくのかという点もとても大切です。
売り上げや顧客データを収集して分析し、顧客の動向を見ながら作ったものをさらにブラッシュアップするといった運用を代行する仕事もあります。
構築代行を仕事にしている場合、クライアントにとって満足のいく構築ができれば、その流れで運用代行の契約も結んでもらえる可能性があります。
運用代行は毎月の固定収入になりますので、構築で手ごたえのあったクライアントには運用代行も提案してみましょう。
配信代行
運用契約よりも一歩踏み込んだ、配信代行という仕事があります。
これは、数日から数十日の期間で顧客に送信するシナリオ配信を代行するものです。
定期的に配信する場合、顧客とクライアントとの関係が維持継続していけるよう配信内容を組み立てます。
シナリオ配信の出来は売り上げや反応率に直接的な影響を及ぼすため、責任重大です。
クライアントの代わりに配信を通して直接顧客と接することを考えれば、やりがいは大きいものの、慣れないうちはやらない方が無難です。
配信代行の仕事をする際は、クライアントとの連絡・連携を密にとりながら、多くの顧客に好感を持ってもらえるような配信ができるように細心の注意を払ってください。
案件を獲得して稼ぐコツ
Lステップを使った仕事で稼ぎたいなら、Lステップで自分自身のLINE公式アカウントを作り、あらゆる操作をマスターしておくと、仕事する際非常に役に立ちます。
ただ、Lステップの構造を理解しているだけでは、安定して案件の依頼を獲得することはできない可能性があります。
稼ぐために、次に紹介するようなポイントを抑えましょう。
ソフトスキルを磨く
Lステップを使った仕事はたくさんありますが、どの仕事であってもクライアントとうまく連携できるかどうかが重要なポイントです。
仕事を円滑に進められるような対人能力、いわゆるソフトスキルを高めていけるよう心がけましょう。
とはいえ、ソフトスキルは急に高められるものではなく、社会生活の中で徐々に磨かれていくものですから、
経験を積みながら長いスパンで育んでいく必要があります。
コミュニケーションスキル
報連相をはじめとした、ビジネスにおける当たり前のコミュニケーションをおろそかにしないように注意しましょう。
クライアントの立場に立ってみると、お金を払って構築やデザインの案件を依頼したのに何日間も連絡がないと、
不安な気持ちになるものです。
例えば構築代行であれば、週に2、3回は作業の進捗状況をクライアントに知らせて細かな部分まで確認してもらえば、クライアントを不安がらせずに済みます。
ヒアリングスキル
クライアントの要望をくみとるためには、最初に詳細なヒアリングを行うことです。
ヒアリングが充分できていないと、方向性が大きくずれたまま案件が進行してしまう事態になりかねません。
具体的にどのような方法で売り上げをアップさせるのかを、事前にすり合わせておく必要があります。
たとえば新規顧客を増やしたいのか、リピート率を上げたいのか、客単価を上げたいのかといったような点について、よく話し合ったうえで案件に着手しましょう。
プレゼンスキル
案件を獲得して稼いでいくには、自分の強みをうまくプレゼンするスキルも必要です。
Lステップを使って仕事をしている人はまだまだ少ないとはいえ、自分と競合するライバルはたくさんいます。
ライバルたちの中でも目立ってクライアントに選んでもらうために、自分自身を上手にアピールしましょう。
たとえば以下のようなアピールが効果的です。
・売り上げアップや業務効率化について、具体的な数値目標を提示する
・これまでの経験や成果など、最小限の情報のみをウソなく伝える
・クライアントの予算も考慮したうえで、できるだけ要望を叶えられるようなプランを提示する
クライアントを理解する
Lステップに関する仕事は、あくまでクライアントあってのものです。
それを踏まえて、独りよがりにならずクライアントに寄り添いながら仕事を進めていきましょう。
クライアントのビジネスモデルを理解する
クライアントのビジネスモデルを完全に把握してこそ、相手に納得してもらえる仕事ができます。
自分の固定観念を持ち込まず、まっさらな気持ちでビジネスモデルを細かく聞き込み調査しましょう。
地域密着の個人経営のお店か全国展開のお店か、あつかう商品は高級志向かプチプライスかなど、業態や商品についての理解も深めてください。
クライアントの意向に沿ったライティングや構築をする
構築する際はヒアリングですくいとった、クライアントが目標とする売り上げアップの手段に最も適した機能のみを厳選します。
Lステップは多機能なツールですので、あれもこれもと機能を追加したい気持ちになります。
しかし、使いづらくなったりクライアントの意向とずれてしまったりする可能性があるため、余計な機能を追加するのは避けましょう。
ライティングやデザインに関しても、自分の好みや考えではなく、クライアントのイメージする形に近づけられるよう努力することが大切です。
クライアントの業務日程や納期を考慮する
Lステップは通常、契約成立後構築を開始してから完成まで1、2ヶ月程度の期間を要します。
最初にクライアントの業務日程も考慮しつつ作業スケジュールを立てておき、それを共有してスケジュール通りに作業を完遂できるようにしてください。
案件を進めていく中でイレギュラーの事態が発生して作業がとどこおることも予想されますので、
余裕を持って作業を進めるのが良いでしょう。
Lステップを使った仕事が稼げる理由
Lステップを使って企業や個人がコンテンツを販売して稼ぐのはもちろんよくあるケースですが、Lステップの構築代行やコンサルタントも稼げるチャンスが眠っています。
Lステップを使った仕事が稼げる理由を次の3つにまとめましたので、参考にしてみてください。
まだ新しいサービスのため競合が少ない
Lステップは2017年2月に「LINEステップ」という名前でサービスがスタートしました。
2020年ごろにSNSで影響力を持つインフルエンサーたちが利用し始めたのをきっかけに、
大きな注目を集めました。
現在では数多くの企業や官公庁までもが、Lステップを使ってLINE公式アカウントを運用するようになってきています。
浸透してきているサービスとはいえ、将来的にもまだまだ需要が伸び続けることが予想されます。
現時点で初心者であっても、これから勉強すれば勢いに乗って稼げる可能性が充分にあるでしょう。
LINEはユーザー数が多く市場規模が大きい
LINEのユーザーは国内に8600万人。
これは国内のTwiterユーザー数やInstagramユーザー数を大きく引き離しており、国内における圧倒的な市場規模を誇っています。
ユーザーが多ければ、企業や経営者にとっては当然ビジネスチャンスも大きくなり、LINE公式アカウントの機能を拡張するツールであるLステップの需要も伸びます。
誰もがLステップを使いこなせるわけではありませんので、案件の外注依頼も絶えず存在するわけです。
自分の実力次第で収入アップが狙える
上でご紹介したようなソフトスキルを磨いて、クライアントの納得できるような提案ができれば、次の仕事につながって収入もアップしていきます。
案件の単価アップをしたり、構築代行から運用代行やコンサルタントにステップアップしたりと、実力次第でどんどん上を目指していけます。
Lステップを使った仕事の始め方
実際にLステップを使って仕事をやってみたいけれど、具体的にどうやって始めれば良いかわからない方のために、Lステップを使った仕事の始め方をご紹介します。
ネットを駆使して案件を獲得する3つの方法があります。
クラウドソーシングサイトに登録する
企業が不特定多数の人に仕事を依頼するクラウドソーシングサイトでは、「Lステップ」と検索すると案件がヒットします。
手っ取り早く案件を獲得できる方法で、初心者やとにかく案件の数をこなして実力をつけたい方におすすめです。
ただし、クラウドソーシングサイトを通すと仲介手数料を取られますので、利益率はどうしても低くなります。
仕事に慣れてきて実績もたまってきたら、クライアントと直接契約して仕事していくのも良いでしょう。
SNSで発信する
クライアントの目にとまるように、SNS上で情報発信をしていく方法です。
SNSを始めてすぐに依頼が来ることはほぼありません。
あくまでも長期的に運用して、自動的に案件が舞い込むようにするためのツールを育てているような感覚で発信していきましょう。
SNSでは一貫性のある発信を心がけ、Lステップを使って自分にどのようなことができるのかを明確にアピールし続けるようにしてください。
オンラインコミュニティに参加する
Lステップにおいて有名なコンサルタントのもとには、数々のクライアントから案件の依頼が舞い込みます。
もしも有名コンサルタントが主催するオンラインコミュニティがあれば、ぜひ参加しましょう。
実力を身につけてコミュニティ内の他者と差を広げることができれば、そのコンサルタントのキャパシティを超えた仕事のサポートをさせてもらえる可能性があります。
Lステップを使った仕事を始めるなら今!
まだまだブルーオーシャンともいえるLステップを使った仕事は、思い立ったら早めに始めることをおすすめします。
ライバルの少ないうちに実績を積み上げて、多くのクライアントからスムーズに案件を受けられるようになれば、確実に稼げるようになるはずです。