LINE公式アカウントの一斉送信ってどうやるのかな?
一斉送信はとても便利な機能だから、ぜひ使って欲しいな。
今から送り方を解説するね!
「LINE公式アカウントで一斉送信ってどうすればできるの?」
「一斉送信を効果的に使えないかな?」
このような悩みを抱えていませんか?
一人ひとりメッセージを送信するのではなく、友だち全員に同じ内容を送信できる一斉送信。いちいちメッセージを打ち込む手間が省け、とても便利な機能です。しかし、送り方がわからずに一斉送信を使えていない人もいるでしょう。
この記事では、LINE公式アカウントで一斉送信する方法をPC版・スマホ版に分けて詳しく解説します。加えて、メリットや注意点・効果的な送り方も紹介。この記事を読めば、一斉送信によってメッセージ送信の手間が大幅に削減できるでしょう。
LINE公式アカウントで一斉送信をする3つのメリット
LINE公式アカウントの一斉送信は、個別にメッセージを送ることなく、同じ内容を全ての友だちに送信できる便利な機能です。一斉送信機能を利用するにあたり、まずはLINE公式アカウントならではのメリットを確認しておきましょう。主なメリットは以下の3つです。
LINE公式アカウントで一斉送信をするメリット
- さまざまなコンテンツを送信できる
- 「高度な設定」が利用できる
- 配信先の絞り込み・除外ができる
それぞれ詳しく解説します。
LINE公式アカウントの一斉送信はとても魅力的なんだよ!
①さまざまなコンテンツを送信できる
LINE公式アカウントの一斉送信では、単純なテキストメッセージだけではなく、多くのコンテンツを送信できます。文字で情報を伝えるよりも、視認性が高いメッセージを届けられるのが特徴。送信できるコンテンツは以下の通りです。
送信できるコンテンツ
- テキスト
- スタンプ
- 写真
- クーポン
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- 動画
- ボイスメッセージ
- リサーチ
- カードタイプメッセージ
テキストメッセージだけでは一目では内容が理解できず、長文になると読んでもらえない可能性もあります。写真やリッチメッセージ・クーポンなどを組み合わせて送ることで視覚に訴え、配信の効果を高めることが期待できるでしょう。
リッチメッセージとは、テキストや画像を一つのビジュアルにまとめて送信できるコンテンツです。テキストだけでは伝わりづらいキャンペーンやイベントの内容などの情報を的確に伝えられます。見やすく目を引くメッセージで、友だちのアクションに繋がる可能性が高まります。
②「高度な設定」が利用できる
LINE公式アカウントで一斉送信する際には、以下の4つの設定も可能です。
メッセージ配信の高度な設定
- LINE VOOMに投稿
- 配信メッセージ数の上限を指定
- A/Bテストを作成
- キャンペーンを設定
これらの設定をすることで、ただメッセージを送るだけでは得られないリーチやデータが手に入ります。各設定がどのようなものか詳しく見ていきましょう。
LINE VOOMに投稿
メッセージを送信すると同時に、同じ内容をLINE VOOMにも投稿できます。LINE VOOMとは、動画コンテンツを投稿・閲覧できる機能で、以前は「タイムライン」として提供されていました。
友だち以外でも、LINE公式アカウントをフォローしたユーザーのLINE VOOMに投稿が表示されます。ユーザーは各投稿に「いいね」や「コメント」をつけられ、他のユーザーにシェアも可能。シェアされたら、LINE公式アカウントのフォロワー以外にも投稿を見てもらえます。
また、LINE VOOM内ではフォロー中のアカウントの投稿以外に「おすすめ」の投稿が表示されるタブも実装されています。おすすめではフォローに関係なく広告や様々なコンテンツが表示されるので、幅広いユーザーにアプローチできるのが特徴です。
配信メッセージ数の上限を指定
LINE公式アカウントの一斉送信は、無料メッセージの上限通数内で配信するメッセージ数を指定できます。特に選択しなければ、友だちの中からランダムに配信先が選択される仕組みです。配信先を自分で選びたい場合、属性などで絞り込みすることもできます。
たとえば無料プランであれば1ヶ月あたり200通までと配信できる通数は決まっています。一斉送信すると使いきってしまうからと利用しなかった人も安心して利用できます。
A/Bテストを作成
A/Bテストとは、複数パターンを比較してどれがより成果が上げられるか検証する機能です。LINE公式アカウントでは、メッセージの内容を数パターン作成しある割合で分けた友だち群にメッセージを配信できます。どのメッセージがより良い効果を発揮するかテストできるので、今後のメッセージ配信の内容が決定しやすくなるでしょう。
A/Bテストを実施するには5,000人以上のターゲットリーチが必須。ターゲットリーチとはブロック中・属性が不明・絞り込みの対象外のアカウントを除いた友だちの数です。メッセージを受信して効果が測定できる友だちが5,000人以上いないと使えないので気を付けましょう。
キャンペーンを設定
キャンペーンとは、配信したメッセージの効果を分析するために使う機能です。事前にキャンペーンを作成し、複数のメッセージを一つのキャンペーンとして設定します。ここでいう「キャンペーン」とは、メッセージを管理するための単位のようなものです。
例えば「春のセールのお知らせ」のキャンペーンの中に、春のセールのお知らせ①・春のセールのお知らせ②のメッセージを設定したとします。すると、2つのメッセージの開封率やリンククリック率などが測定できる仕組みです。キャンペーンごとにメッセージの効果がわかります。
③配信先の絞り込み・除外ができる
LINE公式アカウントでは、友だち全員に一斉送信もできますが、配信先の絞り込みや除外もできます。特定のセグメントに対して配信したい時や、一部の人を除いて配信したい時も、個別に送信する手間が省けて便利です。
例えば、一部の店舗で開催されるイベントがある際に、特定の在住エリアにだけ配信できます。関係のないメッセージが多く届くと、ブロックしたい気持ちになる人が増える要因になりかねません。メッセージ通数を無駄に消費してしまう事態も避けられるでしょう。
LINE公式アカウントで一斉送信をする方法・手順を解説
LINE公式アカウントで一斉送信をするメリットが多いことがわかりました。「使ってみたいけど、どうやって一斉送信すれば良いの?」と思っている人のために、実際に利用する時の方法と手順を解説します。この章で紹介するのは以下の2つの方法です。
一斉送信をする方法
- PC版
- スマホ版
PC版とスマホ版で方法が異なるので、分けて解説していきます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
あなたが使っているデバイスの作成手順を確認してね!
【PC版】LINE公式アカウントで一斉送信をする方法
PC版のLINE公式アカウントで一斉送信する場合は、以下の手順で配信できます。
- LINE公式アカウントにログインしてアカウントを選択します。
- 左のメニューから「メッセージ作成」を選択します。
- 「配信先」「配信日時」「配信メッセージ内容」を選択・入力します。配信日時は「今すぐ」を選択するか、日時を予約可能です。
- 「配信」をクリックします。配信先は「すべての友だち」か「絞り込み」のどちらかが選択可能です。
【スマホ版】LINE公式アカウントで一斉送信をする方法
スマホ版のLINE公式アカウントで一斉送信する場合は、以下の手順で配信できます。
- LINE公式アカウントアプリでアカウントを選択します。
- 「メッセージを配信する」をタップします。
- 「+追加」をタップして、メッセージの種類を選択して「次へ」をタップします。
- メッセージの内容を入力します。メッセージは吹き出し3つまで追加可能です。
- 「配信予約」「LINE VOOMに投稿」「配信メッセージ数」「配信先」を設定し、設定完了したら「配信」をタップします。「配信予約」では、日時を設定すると予約配信ができ、オフにするとすぐに配信可能です。「配信先」は「すべての友だち」か「絞り込み」を選択します。
LINE公式アカウントで一斉送信をする際の2つの注意点
一斉送信の手順がわかったところで、配信する際の注意点についても確認しておきましょう。気をつけないと無駄なコストがかかったり、友だちからのブロック率が上がってしまう可能性もあります。しっかり読み込んで必ず実践してください。
一斉送信をする際の注意点
- メッセージは削除できないためテスト配信で確認する
- プランの上限通数をオーバーしないように設定する
それぞれ詳しく解説します。
せっかく友だち追加してくれたのにブロックは嫌だよね…。
きちんと注意点は守ろうね!
①メッセージは削除できないためテスト配信で確認する
一斉送信する前に、必ずテスト配信で内容に間違いがないか確認しましょう。以下のことには特に注意してください。
- 誤字脱字
- リンクが正しいか
- 誤解を与える表現がないか
LINE公式アカウントで一斉送信したメッセージは削除できません。訂正やお詫びの連絡が必要な場合、もう一度一斉送信をすることになります。誤った内容に対して個別に問い合わせがあれば、個別の対応も必要です。人件費を含め、配信にかかるコストが増えてしまいます。
さらにはミス配信が続くとブロックする人も出てくるでしょう。小さなミスでも続くとリスクが大きくなります。テスト配信で必ず内容の見直しをしましょう。
②プランの上限通数をオーバーしないように設定する
LINE公式アカウントでは契約プランごとにメッセージの上限通数があります。一斉送信する際は、上限をオーバーしないように配信先を設定しましょう。各プランの上限は以下の通りです。
- コミュニケーションプラン:200通
- ライトプラン:5,000通
- スタンダードプラン:30,000通(3円/通で追加可能)
現在の利用状況は以下の方法で確認できます。
- メッセージ配信の「高度な設定」で「配信メッセージ数の上限を指定」にチェック
- 「利用状況を確認」をクリック
友だち全員に配信すると上限通数を超えてしまう場合は、送信通数上限を指定しましょう。
LINE公式アカウントで配信効果を上げる4つのコツ
ここまで、LINE公式アカウントで一斉送信するメリットや方法・注意点について解説しました。この章では、実際に配信をするにあたり、効果を上げる4つのコツについてご紹介します。
配信効果を上げるコツ
- 読まれやすい曜日・時間帯に配信する
- 週1回程度の頻度で配信をする
- 視覚に訴えるコンテンツを活用する
- 最大3つまで追加できる吹き出しを活用する
それぞれ詳しく解説します。取り入れられるものから実践して、LINE公式アカウントの一斉送信で成果を出していきましょう。
せっかく配信するなら効果的に配信したいよね!
この4つのコツを実践してみてね!
①読まれやすい曜日・時間帯に配信する
LINEのメッセージには、読まれやすい曜日や時間帯が存在します。友だち属性やサービスのカテゴリによって異なるので、メッセージのターゲット層を明確にしておくことが重要です。
例えば、ターゲットが会社員なら平日の通勤時間や就業後、主婦なら家事が一段落した午後早めや夕食後の時間がおすすめ。グルメ・フードのカテゴリでは、昼食前・夕食前の時間に投稿が集中しているというデータもあります。ちょうど「何を食べようか」と考えている人が多い時間帯を狙っていると考えられそうです。
時間帯を変えるだけで開封率やリンククリック率が高められます。まずはターゲットを明らかにして、いろいろなデータを参考にして曜日や時間を設定してみましょう。
②週1回程度の頻度で配信をする
配信頻度は週1回程度がおすすめです。頻度が高すぎると、うっとうしく思われてブロック率を高めてしまう可能性もあります。
反対に少なすぎても情報を発信できず、効果がありません。他の友だちとのやりとりの邪魔にならないようにする必要がありますが、必要なメッセージは都度送るべきです。
緊急性が高いか低いかを見極めて、基本的に週1程度に留めましょう。高い頻度で発信したい場合は、LINE VOOMへの投稿がおすすめです。配信とLINE VOOMの投稿を組み合わせながら、適切な頻度で配信しましょう。
③視覚に訴えるコンテンツを活用する
配信メッセージは、内容も大切ですが視覚情報も重要です。画像とテキスト情報を組み合わせて視覚的に訴えることができるリッチメッセージやスタンプを活用しましょう。
文字だけの長文のメッセージは読む気がなくなってしまいます。開封して長文が目に入り「後で読もう」と思って忘れられてしまうこともあるでしょう。
画像や写真が入っていると目を引く上に、テキストのみのメッセージよりも情報が入ってきやすくなります。瞬時に情報を的確に伝えられるので、効果的に友だちにアピールできるコンテンツです。視覚に訴えるコンテンツには以下のようなものがあります。
- リッチメッセージ
- カードタイプメッセージ
- スタンプ
テキストメッセージと組み合わせて配信しましょう。
④最大3つまで追加できる吹き出しを活用する
一斉送信では、1つの配信で吹き出し3つ分まで送信可能です。テキストメッセージ・リッチメッセージ・スタンプなど、組み合わせは自由。吹き出しの追加は、テキスト入力フォームの下にある「+追加」ボタンからできます。LINE公式アカウントではプランごとに配信の上限が設定されているため、1回の配信でより多くのコンテンツを届けましょう。
ただし、複数の吹き出しで一斉送信する場合、LINE VOOMへの同時投稿機能は利用できません。別途同じ内容をLINE VOOMに投稿するか、吹き出しを1つにする必要があるので気をつけましょう。
まとめ:LINE公式アカウントで効果的に一斉送信をしよう
LINE公式アカウントで一斉送信する方法やメリット・注意点、効果的な配信のコツについて解説しました。個別にメッセージを送信するのではなく、効果的に配信できる一斉送信。配信の手間を削減するためにも有効活用しましょう。
LINE公式アカウントでは様々なコンテンツが利用できます。組み合わせて配信したり時間帯や頻度を工夫したりすることで、クリック率や売上アップを図ることも可能です。LINE公式アカウントの一斉送信の方法がわからないあなたは、紹介した方法を取り入れて効果的な配信をしましょう。