LINE公式アカウントのタグ付け機能って何ができるの?
タグ付け機能はうまく使えばとっても便利な機能なんだ。
今から詳しく解説するね!
「タグ付け機能でできることは?」
「どんなメリットがあるの?」
「タグ付け機能の具体的な活用方法が知りたい」
と悩んでいませんか?
LINE公式アカウントのタグ付け機能は、友だちにタグを付けて顧客管理しやすくする機能です。タグ付け機能があることは知っていたものの、うまく活用しきれていないという人も多いでしょう。また、具体的な活用例に目を通しておけば、自社で活用する上でぴったりなアイデアが浮かぶかもしれません。
本記事では、LINE公式アカウントのタグ付け機能の使い方について、具体的な活用方法やメリットを含めてご紹介します。LINE公式アカウントを使いこなして、成約率をアップさせるためにもぜひ参考にしてみてください。
LINE公式アカウントのタグ付け機能とは?
LINE公式アカウントのタグ付け機能とは、友だちにタグを付けて顧客管理をしやすくする機能です。例えば、「新規顧客」「リピーター」「誕生月:10月」「来店予約あり」「セミナー参加済み」など。このようなタグ付けをすることで、顧客を管理しやすくなります。
また、タグが付いている友だちだけにメッセージを一斉配信もできます。「新規顧客」のタグがついている友だちのみにメッセージを送るような使い方が可能に。タグは20文字以内で、友だち1人に対して最大10個まで付けられるため、幅広い使い方ができます。
LINE公式アカウントのタグ付け機能の使い方
ここではLINE公式アカウントのタグ付け機能について、スマホアプリでの使い方を例としてご説明します。まずタグを作る方法です。
画像とともにわかりやすく解説するよ!
LINE公式アカウントアプリを開いて、下部メニュー中央のチャットをタップします。
右上の設定(歯車マーク)をタップし、チャット設定内の「タグ」をタップ。
右上の「+」をタップし、チャット設定からタグを選択します。
タグの名前を入力して保存をタップすればタグの作成が完了です。
続いて、タグを友だちに付与する方法です。まずタグを付けたい友だちのチャット画面を開き、右上の下矢印ボタンをタップします。次に「ユーザーのプロフィールを管理」をタップ。
下部のタブ欄をタップして保存し、タグを付与したら完了です。
この画面で新たにタグを作成することも可能です。
LINE公式アカウントのタグ付け機能の3つの活用方法
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使うと、顧客管理がしやすくなります。しかし、まだ具体的な活用方法がわからない人も多いでしょう。
タグ付け機能をスムーズに使えるように、活用方法をチェックしておきます。LINE公式アカウントのタグ付け機能の活用方法は、以下の3つです。
タグ付け機能の活用方法
- タグ付けされている人に絞り込み配信する
- ステップ配信で条件によりメッセージを分岐させる
- タグ付けされている人に絞り込むなどの顧客管理ができる
それぞれの機能について、詳しくご説明していきます。
せっかくタグを付けたなら、効果的に活用しないともったいないよ!
①タグ付けされている人に絞り込み配信する
LINE公式アカウントでは、タグ付けされている人に絞り込み配信(セグメント配信)できます。例えば、まだ来店したことがない人だけにクーポンを配信したり、誕生月の人だけにメッセージを配信したりすることが可能です。
LINE公式アカウントの絞り込み配信は、絞り込みの対象となるオーディエンスが50人以上でないと配信できないものがあります。しかし、タグによる絞り込みは人数制限がないので、50人より少ない対象にも絞り込み配信が可能。友だちがまだ少ない段階のLINE公式アカウントでも、絞り込み配信ができるのがポイントです。
②ステップ配信で条件によりメッセージを分岐させる
LINE公式アカウントのステップ配信を使えば、条件によってメッセージを分岐できます。ステップ配信とは、ユーザー行動をきっかけとして、事前に用意したメッセージを送れる機能のこと。
あらかじめ友だちをタグ付けしておけば、ユーザー行動だけでなく、特定のタグが付いた友だちのみにメッセージを分岐させることが可能です。例えば、誕生月の友だちにメッセージを送るところ、さらに40歳以上の人のみに特別なメッセージを送るような使い方もできます。
このように、タグ付け機能を活用することで、ステップ配信で条件をより詳細にして、メッセージを分岐することが可能です。
③タグ付けされている人に絞り込むなどの顧客管理ができる
タグ付け機能を使えば、特定のタグが付いている友だちを絞り込みできます。LINE公式アカウントのチャット欄では、チャットできる友だちが並んでいて、友だちの数が多いほど管理しづらくなります。
ここで、あらかじめ友だちにタグ付けしておけば、特定のタグが付いた友だちのみを表示することが可能。なお、複数のタグで絞り込んで、該当する友だちを探すこともできるので便利です。
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使う3つのメリット
LINE公式アカウントのタグ付け機能は、さまざまな活用方法があります。そして、タグ付け機能をさらに活用するには、メリットを理解しておくことが重要です。
せっかくLINE公式アカウントを運用するなら、タグ付け機能もフル活用したいところ。タグ付け機能のメリットを把握した上で活用してけば、さらにLINE公式アカウントの運用で成果を上げやすくなるでしょう。
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使うメリットは、以下の3つです。
タグ付け機能を使うメリット
- メッセージの開封率が高くなる
- メッセージの配信数を絞り込める
- 友だちにブロックされにくい
それぞれのメリットについて、詳しくご説明していきます。
タグ付け機能を使えばこんないいことがあるんだ!
①メッセージの開封率が高くなる
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使うと、メッセージの開封率が高くなります。LINE公式アカウントの一斉配信には、すべてのユーザーに配信する全体配信と、ユーザーを絞って配信するセグメント配信があります。
全体配信はすべての友だちに配信されるので、配信内容がすべての友だちに興味を持ってもらえる可能性は低めです。実際に興味がないメッセージが続くと、友だちから開封されないことがほとんどです。
タグ付け機能によってセグメントすれば、友だちに興味のある内容のメッセージを送れます。適切なメッセージを送れるので、全体配信よりメッセージの開封率が高くなるでしょう。
②メッセージの配信数を絞り込める
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使うと、メッセージの配信数を絞り込めます。LINE公式アカウントは、無料メッセージ通数はプランによって限られています。
例えば、月額固定費が5,000円(税込)のライトプランでは、1ヶ月の無料メッセージ通数は5,000通のみ。当然ですが、友だちが増えれば増えるほど、全体配信で使用するメッセージ通数は増えていきます。
そこで、タグ付け機能による絞り込み配信を使えば、送るメッセージ通数を厳選することが可能。無駄なメッセージを送って、費用がかさむことも避けられます。
③友だちにブロックされにくい
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使うと、友だちにブロックされにくくなります。ユーザーに関係ないメッセージや興味がないメッセージが送られ続けると、ブロックされる確率が高くなります。全体配信のみを活用していると、不要と見切りをつけられてブロックされるかもしれません。
タグ付けしておいた友だちに絞り込み配信することで、ユーザーに合ったメッセージを配信し続けられます。その結果、不要なアカウントと判断されづらくなります。
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使う際の5つの注意点
LINE公式アカウントのタグ付け機能を使うことで、顧客管理の効率化やより詳細な絞り込み配信ができます。しかし、タグ付け機能を使うには、いくつかの注意点があります。
そのため、注意点にあらかじめ目を通して、スムーズに運用できるようにしておくのがおすすめです。LINE公式アカウントのタグ付け機能を使う際の注意点は、以下の5つです。
タグ付け機能を使う際の注意点
- 一斉配信ではタグは10個までしか選択できない
- チャットが可能な人にしかタグ付けはできない
- タグ付けは手動でしなければならない
- タグは細分化しすぎない
- 絞り込み配信は友だちが100人以上でないと使えない
それぞれの注意点を詳しく説明していきます。
タグ付け機能の注意点を知ったうえでうまく活用してね!
①一斉配信ではタグは10個までしか選択できない
LINE公式アカウントの一斉配信は、タグを10個までしか選択できません。これはLINE公式アカウントのタグ機能で、友だちひとりに付けられるタグの上限が10個までと決まっているためです。
友だちの数が多いLINE公式アカウントは、多くのタグを使う可能性が高くなります。そのため、事前に最大10個までしか付けられないことを想定した上で、タグを作成していくのがおすすめです。
②チャットが可能な人にしかタグ付けはできない
LINE公式アカウントでは、チャットが可能な人にしかタグ付けはできません。LINE公式アカウントの友だちとチャットするためには、友だちからメッセージを送ってもらう必要があります。何のアクションもない友だちに、LINE公式アカウント側から個別チャットでメッセージを送ることはできません。
つまり、最初のメッセージを送ってくれた友だちのみ、タグ付けできるということです。チャットできない友だちには、タグ付けもできないことを理解しておきましょう。
③タグ付けは手動でしなければならない
LINE公式アカウントのタグ付けは、手動で行わなければなりません。自動で友だちにタグ付けする機能はないため、チャット画面からそれぞれ個別にタグ付けしていく必要があります。
友だちの数が多くなるとタグ付けするのは大変な作業となるため、こまめにタグ付け作業を進めておくのがおすすめです。
④タグは細分化しすぎない
LINE公式アカウントのタグ付けは、細分化しすぎないようにしましょう。友だちのタグ付けは最大10個まで可能ですが、タグを多く付けすぎると管理に手間がかかります。
さらに、タグの種類が多いと、二重にメッセージを送信してしまう可能性があります。LINE公式アカウントでタグ付けするなら、自社の事業や施策に役立つタグのみ作るようにしましょう。
⑤絞り込み配信は友だちが100人以上でないと使えない
LINE公式アカウントの絞り込み配信は、登録された友だちが100人以上でないと使えません。人数が少なくてもタグで絞り込み配信はできますが、友だち登録数が100人以上でないと絞り込み配信自体が利用できないのです。
LINE公式アカウントでは、友だちに個別でメッセージを返信できます。そのため、友だちが100人以下のLINE公式アカウントでは、友だちひとりひとりに手動でメッセージを送るのがおすすめです。
なお、友だちが増えて絞り込み配信ができるようになったときのために、タグ付けはあらかじめ進めておくようにしましょう。
LINE公式アカウントのタグ付け機能の活用事例を紹介
LINE公式アカウントのタグ付け機能を理解したところで、タグ付けの例を見てみましょう。
LINE公式アカウントのタグ付けの活用事例
- 新規客とリピーター客で分ける
- イベントに参加した人を記録する
- 友だちの年代を分ける
- 来店した月ごとに分ける
新規客とリピーターでは取るべきアプローチが異なります。また、イベントに参加してくれた友だちに参加のお礼や次回イベントの案内を送ると、再度参加してくれる可能性も。
ファッションやコスメなど、年代別におすすめのものが異なる場合には、年代ごとのタグが役立ちます。美容院など、来店してくれた月から一定期間空けてクーポンを送ると来店を促せるかもしれません。
まとめ:タグ機能をうまく利用して効率良く配信しよう
LINE公式アカウントのタグ付け機能は、友だちをタグ付けすることで顧客を管理しやすくするための機能です。主に顧客管理に使われますが、配信にも活用できます。
タグ付け機能をセグメント配信やステップ配信に使うことで、友だちごとに合ったメッセージを贈れます。うまく活用すれば、配信数の削減やブロック率の低下に繋げられるでしょう。
ただし、タグ付け機能は自動化できず、チャットができる友だちにしかタグ付けできないなどの注意点もあります。LINE公式アカウントのタグ付け機能でできることをチェックして、日々の運用に活かしていきましょう。