Lステップはどんなことができるの?
今から詳しく解説するね!
「Lステップでできることは?」
「LINE公式アカウントと何が違うの?」
「Lステップの具体的な活用方法が知りたい!」
と悩んでいませんか?
私たちの生活に欠かせない存在となったLINEは、今や企業にも取り入れられています。新たにLステップというツールが登場し注目を集めています。
Lステップは企業向けのツールですが、LINE公式アカウントと機能が類似しており違いがわからないという人も多いでしょう。また、導入を検討する際に、具体的な機能や使い方について知っておきたいという人も少なくありません。
そこで、Lステップの基本的な機能や集客がアップする活用方法などについてご紹介します。Lステップを使いこなし、集客率をアップさせるためにもぜひ参考にしてください。
Lステップとは?公式ラインとの違い
運営会社 | 株式会社Maneql(マネクル) |
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創業 | 2016年4月1日 |
初期費用(税込) | 0円 |
料金プラン(税込) | スタートプラン(5,000通/月)2,980円/月 スタンダードプラン(30,000通/月)21,780円/月 プロプラン(50,000通/月)32,780円/月 |
有料アカウント契約数 | 25,000件超(※2023年4月時点) |
Lステップとは、LINE公式アカウントと紐付けすることでさまざまな機能を追加できるツールです。
近年は、SNSを利用したマーケティングに取り組む企業が増えてきました。SNSのなかでもLINEの日本での利用率は90%以上と言われており、年々需要は高まっています。
そもそも、LINE公式アカウントは個人事業主や企業店舗などがビジネスに活用するためのアカウントです。個別のやりとりはもちろん、新商品やお得な情報を顧客に配信できます。
さらに、より正確で効果的なマーケティングを行うため、LINE公式アカウントの機能を拡張させたツールがLステップです。Lステップは配信数を削減しながら見込み度の高い顧客へアプローチができます。LINE公式アカウントを単体で利用するよりも売り上げアップが期待できるでしょう。
【基本編】Lステップの機能でできること11つ
Lステップは、顧客に合わせたアプローチが可能です。そのため、効果的なマーケティングが実現しますが、費用もかかることから導入を躊躇している企業も多いのではないでしょうか。
導入後に後悔しないためにも、Lステップについて詳しく知っておくことが重要です。どんなことができるのか、LINE公式アカウントとの機能の違いについて、事前に確認しておきましょう。Lステップでできることは、以下の11つです。
Lステップの機能でできること
- ステップ配信
- セグメント配信
- リマインダ配信
- 自動応答
- 回答フォーム
- リッチメニュー
- 顧客管理機能
- 予約管理機能
- 流入経路分析
- 友達追加時の設定
- オペレーター機能
それぞれの機能について、詳しく見ていきましょう。
まずは基本の機能から解説するね!
Lステップでできること①:ステップ配信
ステップ配信は、事前に設定したタイミングと順序で一連のメッセージを自動配信する機能です。LINE公式アカウントにも備わっている機能の1つですが、Lステップのステップ配信は柔軟性に優れています。
例えば、LINE公式アカウントの場合、分岐はシナリオ配信時しかできません。Lステップならシナリオの途中でも分岐でき、タグづけやリッチメニューの設定も組み込めます。
Lステップでできること②:セグメント配信
セグメント配信とは、登録された友だちの属性に合わせてメッセージを自動配信する機能のことです。興味や関心がある人にだけに絞りこみ、商品やサービスの魅力を効果的に伝えることで反応率がアップ。
ブロック率の低下や配信数の削減に繋がります。セグメント配信はLINE公式アカウントでも利用できる機能ですが、Lステップとは正確さが異なるため注意しましょう。
LINE公式アカウントのセグメント配信は、独自で調査したみなし属性として分類しているため100%正確ではありません。また、絞り込める属性は、性別や年代・居住地・利用しているOS・友だちになってからの期間のみです。
さらに、属性の対象となる友だちが100人に満たない場合は、絞り込みできません。Lステップではこのような制限がないので、顧客に合わせた個別のアプローチが実現可能です。
Lステップでできること③:リマインド配信
飲食店や美容室・病院など、予約をしたうえで利用する機会は多くあります。しかし、予約日が遠くなるほど忘れてしまいがち。そんな予約忘れ防止に役立つ機能であるリマインダ配信が、Lステップでも利用できます。
リマインダ配信とは、設定した日から逆算して事前メッセージを送る機能です。事前にメッセージを送ることで、予約忘れを防ぐ効果が期待できます。LINE公式アカウントでもメッセージを送ることは可能ですが、日程別に申込者を抜き出し手作業で設定しなければなりません。Lステップのリマインダ配信であれば、友達ごとに自動で配信が可能です。
Lステップでできること④:自動応答
Lステップは効果的なマーケティングだけでなく業務削減につながるツールが用意されています。自動応答機能は設定されたキーワードが送信された場合に、自動で返答してくれる機能です。よくある問い合わせ内容のキーワードを設定しておけば、都度対応する必要がなくなるため、業務削減につながります。
自動応答機能はLINE公式アカウントにもありますが、手動チャットでの対応と切替が必要で、どちらか一方しか利用できません。Lステップなら切り替えは必要ないため、臨機応変な対応が可能です。
Lステップでできること⑤:回答フォーム
Lステップを導入すれば、アンケートやお申し込みフォームなどを作成する回答フォームという機能も利用できます。回答フォームの項目が自由に決められるため、顧客のさまざまな情報をヒアリングできるのがメリット。
基本的な情報はもちろん、ユーザーの興味や関心を聞き出せるため、効果的なマーケティングに繋がるでしょう。入力された情報はデータとして保存できるため、セグメント配信等に利用可能です。
Lステップでできること⑥:リッチメニュー
LINE公式アカウントの機能としても利用されているリッチメニューは、トーク画面下に表示される固定メニューです。目立つ場所に固定表示されており、項目ごとにアクションを設定することでさまざな役割を担います。
Lステップを導入すれば、反響率はさらにアップ。友だちの属性に応じて表示を変更できるだけでなく、アクションに連動・セグメント分けできるのがメリットです。
表示内容はいつでも自由に変更可能で、自分でデザインしたリッチメニューも表示できます。スタンダードプラン以上のみの利用となりますが、メッセージ通数を消費せず集客や販促できるので、ぜひ活用しましょう。
Lステップでできること⑦:顧客管理機能
さまざまな情報が簡単に手に入る近年は、顧客のニーズを正しく把握し、適切なマーケティングを行うことが重要です。そのためには、正しいアクションに繋がるよう、顧客の情報を一元で管理や分析しておかなければなりません。専用のツールも多数ありますが、Lステップには顧客管理機能も備わっています。
友だち追加された経路やLINE上での行動データ・LINE登録名などのデータが自動で紐付き、手動で追加や編集も可能です。これらの作業は、LINE公式アカウントでは手作業で行わなければなりません。Lステップでは顧客情報を自動で管理できるため、簡単に友だちの趣味嗜好や購買意欲を見える化できます。
Lステップでできること⑧:予約管理機能
Lステップでは、カレンダー予約管理機能とイベント予約管理機能が追加料金なしで利用できます。LINE公式アカウントでは予約管理機能が未提供のため、別のツールを使って管理している企業も多いのではないでしょうか。
別の予約管理ツールを使用する場合、時間も費用も無駄にかかってしまいます。Lステップなら全プランでLINEの画面内で完結する2つの予約機能が使えるため、業務削減やコストカットが見込めるでしょう。
空いている日付から指定するカレンダー予約は、日時だけでなく詳細まで選択できるようにすることで無駄を削減。特定日に開催するイベントに対して予約を受け付けるイベント予約は予約枠ごとに定員や場所・プランなどを設定できます。
Lステップでできること⑨:流入経路分析
LINE公式アカウントで発行できる友だち追加用のQRコードは、1つのみです。そのため、何をきっかけに友だち追加してくれたのか、詳細が分かりません。
しかし、Lステップでは複数のQRコードを発行できるため、各媒体ごとに設定しておけば登録経路を見える化できます。 流入経路分析機能を使えば、登録数が多い経路から効率よく友だちを集められるようになるでしょう。さらに、流入経路ごとに異なる設定を行うことで、個別のアクションを起こすことも可能です。
Lステップでできること⑩:友達追加時の設定
せっかく友だち追加してもらっても、その後に集客や購買に繋がる反応がないのでは意味がありません。ユーザーはLINEを追加した瞬間がもっともモチベーションが高いと言われています。
モチベーションが高まっている時期にアクションを起こすことで、より高い効果が実現するでしょう。そこで便利なのが、友だち追加時設定です。
友だち追加の際に自動でアクションを起こす機能で、登録時のメッセージや特典やクーポンの配布など自由に設定ができます。友だち追加時設定を利用するためには、Lステップ側で初期設定が完了している必要があるので確認しておいてください。
Lステップでできること⑪:オペレーター機能
企業規模が大きくなるほど、従業員は増え、仕事は分散化されていきます。しかし、すべての管理画面を誰もが操作できるようにしておくことは、情報漏洩やトラブルの観点から好ましいとは言えません。
そこで、Lステップのオペレーター機能を活用しましょう。オペレーター機能は、Lステップ上でやりとりを担当するスタッフを追加できる機能です。さまざまな機能を制限して使えるため、対応を外注する場合でも安心して任せられます。
【応用編】Lステップの機能を掛け合わせてでできること6つ
Lステップは、マーケティングに効果的な機能が多数備わっています。そして、それらの機能は単体だけでなく、掛け合わせて利用することも可能です。
せっかくLステップを使って集客を行うなら、フル活用したいところ。さまざまなできることを最大限活用していけば、より効果的なマーケティングが望めるでしょう。
Lステップの機能として備わっているわけではないものの、掛け合わせてできることは以下の6つです。
Lステップの機能を掛け合わせてできること
- スコアリングができる
- ショップカードが作成できる
- おみくじを作成できる
- 誕生日メールを予約できる
- A/Bテストが実施できる
- 他のツールと連携できる
それぞれのできることについて、詳しく見ていきます。
掛け合わせることでできることが増えるんだ!
Lステップでできること①:スコアリングができる
スコアリングとは、見込み顧客が持つ自社への価値を予測し、その価値に準じて点数化することを指すマーケティング用語です。展開するべき見込み顧客を抽出し、優先順位をつけて対応していくための指標となるため、積極的に取り入れたいところ。
Lステップにはスコアリングという機能はありませんが、設定を工夫すれば似たような使い方ができるようになるでしょう。例えば、リッチメニューのタップで1点、アンケート回答で5点など加算、減算を使って顧客の行動を点数化します。すると、より具体的で顧客に合ったアプローチが可能です。
ただし、スタートプラン、スタンダードプランは累計スコアリングのみしか使用できません。直近スコアリングの使用にはプロプランの契約が必要です。
Lステップでできること②:ショップカードが作成できる
お得さが増すポイントカードを普段から愛用している人も多いなか、Lステップでもポイントカードの発行や管理ができます。用意したポイントを付与するQRコードをユーザーが読み取ると、ポイントが加算される仕組みです。ポイントが貯まったら、獲得した特典チケットを見るという箇所から保有する特典の確認と利用が可能です。
LINE公式アカウントでもショップカードの作成はできますが、デザインの自由度や特典の選択肢ではLステップには敵いません。また、利用者情報を蓄積・活用できる、ショップカード以外の使い方ができるのもLステップのショップカードならではです。
Lステップでできること③:おみくじを作成できる
LINE公式アカウントを活用する企業も増え、近年はおみくじ機能を設定するアカウントが増えてきました。おみくじは読者の満足度を高め、離脱率を下げてくれる機能です。
特に、LINEは毎日開く人がほとんどなので、気軽に運試しができるおみくじは相性抜群。単純接触効果を実感しやすく、ブロックされる確率も下がるでしょう。
公式LINEアカウントの電子クーポンを配信する機能でも擬似的なおみくじが作れます。ただし、Lステップのおみくじのほうが設定できる項目が増えるので、エンタメ性に富んだコンテンツとして活用できます。
Lステップでできること④:誕生日メールを予約できる
誕生日は誰にも訪れる、1年に1度の特別な日です。ポジティブな心理状態にあるため、財布の紐が緩くなる人も多いでしょう。そんなときに誕生日メールで割引や特典があると知らせれば、ユーザーの購買意欲をアップさせられます。
しかし、誕生日メールの運用には、専用のツールが必要になることも。Lステップの機能を掛け合わせれば、大勢の友だちの誕生日に合わせてメールを送れます。ただし、すべてのプランで自動化できるわけではありません。スケジュール設定という機能を使うため、プロプランの契約が必要です。
Lステップでできること⑤:A/Bテストが実施できる
2つの異なるパターンを比較し、どちらがより効果的なのかを評価するA/Bテストは、Webマーケティングにおいて重要な施策の1つです。どちらがより良い成果を出せるかを検証することで、ユーザーの意見がわかり、計画的な改善ができます。
LINE公式アカウントでは、メッセージ配信画面にA/Bテストの設定が表示されますが、友だちが少ないと利用できないことも。具体的には、属性が分かっていて、ブロックしてない友だちが5,000人以上いなければなりません。
Lステップなら、友だちが2人以上いればA/Bテストが実施できます。
Lステップでできること⑥:他のツールと連携できる
さまざまな機能があるため単体で利用しても便利なLステップですが、他のツールとの連携も可能です。
例えば、ManeqlはGoogleカレンダー連携機能の提供を開始しました。LステップとGoogleカレンダーを連携することで、既存のカレンダー予約機能を強化できます。
ほかにもECサイトのプラットフォームであるShopifyと連携も可能です。購入データを結びつけることで、誰がいつ何を購入したかをLステップに保存できるため、マーケティングに活用できるでしょう。
まとめ:Lステップでできることを知ってうまく活用しよう
Lステップは、LINE公式アカウントを拡張するツールです。ビジネスに利用されるLINE公式アカウントとLステップを併せて使うことで、さまざまな機能が利用可能に。効率良く集客率をアップできます。また、Lステップに備わっている機能を掛け合わせて使えば、できることが増えビジネスチャンスはさらに増すでしょう。
ただし、Lステップの利用には費用がかかります。せっかく導入するなら、どんな機能があるのから活用方法を事前に把握しておきましょう。この記事を参考にして、Lステップでできることを把握してビジネスに活用してください。