Lステップと他のAPIの違いについて知りたいという方のために、Lステップと他のAPIの違いについて解説をします。
この記事を読むことで、
- Lステップと他のAPIの違い
- Liny(リニー)の詳細
- LineA(リネア)の詳細
- エキスパの詳細
- Lステップを使うメリット
を知ることができます。
それではLステップと他のAPIの違いについて解説していきます。
LステップのAPIシステム
LINE公式アカウントのステップ配信で使えるAPIは、Lステップ以外にもあります。
どのAPIを利用すべきか、Lステップを勧められたけどいまひとつわからないという人は、まずLステップについて知っておきましょう。
LステップのAPIシステムを使うメリットやデメリットなどを理解して他のAPIと比較するとわかりやすくなります。
Lステップの特徴
Lステップの大きな特徴は、少ないコストで効率的な配信をしたい人におすすめです。
複数のメッセージ配信を手動で行うのは、労力も時間もかかるため、とても非効率なやり方となってしまいます。
Lステップなら、複数のメッセージを事前に登録しておくことで効率的に配信することが可能です。
シナリオ配信と言われる機能で複数の配信を行えば、多くの顧客にスピーディーな配信ができるためとても効果的です。
Lステップは便利な機能が多いことも特徴で、使いこなすことでかなり労力や時間を削減できるため、コスト削減にもつながります。
内容に対して料金が安く、3つのプランがあるので自分に合うプランを選ぶことが可能です。
Lステップの配信は、メルマガの開封率よりもかなり高い開封率となっているため、とても効果があると言われています。
LINEユーザーへのアプローチに適したAPIシステムとして、多くの企業やビジネスなどで利用されています。
Lステップを選ぶメリット・デメリット
LステップをAPIシステムとして選ぶメリットやデメリットとは、どんなことがあるのでしょうか。
他のAPIシステムにもそれぞれの特徴がありメリットやデメリットもあります。
その中で、Lステップの強みとなるメリットは、システムの安定感です。
Lステップは、既に開始してから5年以上の歴史があります。
毎月1回、機能改善のためのミーティングが行われていて、顧客からの声をヒアリングしてくれていることがシステムの安定につながっています。
そのため、時代のニーズに合わせた機能を安心して使えることがメリットです。
Lステップを選ぶデメリットについては、機能が豊富なだけに使いこなす必要性があるかどうかという点です。
Lステップの機能は非常に便利ですが、ケースによっては必要がない場合もあるためデメリットというよりは
個人の使い方次第ということになります。
個人でも使えるLステップは、どちらかというと個人や中小企業向けなので、大企業などなら別のAPIシステムの方が良い場合もあります。
Lステップの料金
Lステップのプランは、スタートプラン・スタンダードプラン・プロプランの3つがあります。
料金は、初月無料でスポットコンサル1回無料、リッチ画像無料プレゼントがついています。
一部の機能は、スタンダードもしくはプロプラン以上でないと使えないものもあるので、スタートプランで試しながらアップグレードすることも可能です。
初月無料なので、まずはお試しからはじめられることも安心できるポイントです。
Lステップの料金は、以下となっています。
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
料金 | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | ~1,000通 | ~15,000通 | ~45,000通 |
※45,001通以上の大量送信プランもあります
Liny(リニー)のAPIシステム
LINE公式アカウントのAPIシステムの1つ、Linyはどんな特徴があるのでしょうか。
Lステップと比較して、どんな人におすすめでどんなところにメリットがあるのかを知れば、自分に向いているAPIなのかを知ることができます。
LINE公式アカウントのAPI選びを迷っている人は、Linyの特徴などについて知っておきましょう。
Liny(リニー)の特徴
LINE公式アカウントのAPIシステムの1つであるLinyは、ソーシャルデータバンク株式会社が運営しているものです。
Linyは、Lステップと非常に似た内容で、APIの2強がLステップとLinyとも言われています。
管理画面や中身も似ているため、どこが違うのだろうと思う人も多いはずです。
簡単に言えば、異なるのはブランドで中身はほぼ同じということになります。
単純にLステップとLinyの違いがどうなのかというと、コンセプトに違いがあります。
Lステップは、個人商店や中小企業をターゲットにしているのに対して、Linyは大企業や行政など規模の大きなところがターゲットです。
ここがLステップと大きく異なる点であり、Linyの大きな特徴となります。
LinyもLINE公式アカウントではできなかった機能を拡張することができるため、効率的な配信が行えます。
マーケティングにも売上訴求にも使える機能が豊富なので、とても便利なAPIシステムです。
Liny(リニー)のメリット・デメリット
Linyは大企業や行政などに向いていて、営業担当もいるため訪問なども行えます。
そのため、大量送信が多い場合Lステップよりも安くなるので、大企業や行政にはLinyを使うメリットがあるわけです。
顧客数の多い規模が大きな企業でも、Linyなら1人の担当者で1万人以上の顧客の個別対応することができます。
規模が大きい企業で配信コストを抑えたい場合は、LステップよりもLinyを選ぶメリットがあります。
Linyのデメリットは、個人や中小企業にとって費用が高くなる点です。
Lステップと比較すると、初期費用や月額プランが高めなので、個人商店などが利用する場合コストがオーバーしてしまうこともあります。
そのため、規模が小さい企業の場合はLinyを選ぶよりもLステップを選ぶ方がコストのメリットがあるのです。
機能的なものはほぼ変わらないため、どちらを選ぶか迷っている場合は企業の規模とコストの面を比較すると良いでしょう。
Liny(リニー)の料金
Linyには、スタートプラン・ベーシックプラン・プレミアムプランの3つがあります。
契約期間はどのプランも1年間となっていて、基本機能はそれぞれついています。
ベーシックプランとプレミアムプランでしか利用できない機能もあるので、後でアップグレードすることは可能ですが、ダウングレードはできません。
初期導入時は、Zoomサポートやチャットサポートも対応しています。
Linyの料金は、以下のようになっています。
スタートプラン | ベーシックプラン | プレミアムプラン | |
初期費用 | 54,780円 | 54,780円 | 54,780円 |
月額料金 | 5,500円 | 43,780円 | 76,780円 |
送信可能数 | 1,000通/月 | 15,000通/月 | 45,000通//月 |
運用管理者数 | 1名 | 3名 | 5名 |
※45,001通以上送信可能なプランもあります
LineA(リネア)のAPIシステム
LineAは、LINE公式アカウントのAPIシステムです。
LineAもシェア数が多いAPIですが、LステップやLinyが強いためLineAについてよく知らないという人もいるかもしれません。
LineAは、どんな機能がありどんな人に向いたサービスなのでしょうか。
LineAのAPIシステムについて、詳しくみていきます。
LineA(リネア)の特徴
LineAは、株式会社Buzzrioが運営するAPIシステムです。
LineAの大きな特徴は、IT導入支援事業に指定されているためコストをおさえることができることです。
基本的なLINE公式アカウントにある機能が使えるので、一斉配信や自動返信、リッチメニューや1:1チャットなどの機能が使えます。
さらに、ステップ配信・URLクリック・タグ機能・絞り込み配信・アフィリエイト機能などもあることが特徴です。
これらのLINE公式アカウント機能だけでなく、オリジナルカスタマイズも行っています。
ユーザーポイントのシステム導入や、SNS自動紹介機能、ECサイトとの連携機能など独自のサービスも展開しています。
業務の効率化を目指したサービスやサポートは、価値がある最適化したメッセージをユーザーに送ることが可能です。
シェア率No.1を誇る高機能なAPIシステムであることが、LineAの大きな特徴です。
LineA(リネア)のメリット・デメリット
LineAのメリットは、高機能な内容のAPIシステムをコストダウンして使えるという点です。
IT導入支援事業に指定されているため、補助金を利用することで通常価格より手頃に利用することができます。
LINE公式アカウントの機能で物足りない部分を補う機能があることや、オリジナルのカスタマイズがあるため高機能となっています。
通常料金はLステップと比較すると高いのですが、補助金を利用すればコストダウンできるのでおすすめです。
LineAは、どちらかと言うと個人の初心者よりもある程度の事業が確立した人に向いています。
高機能な内容のLineAを補助金で利用すれば、より多くの実績を出すことが低コストで実現できます。
LineAのデメリットは、規模の小さな個人商店で選ぶ必要があるかどうかという点です。
特にユーザー数が少なく機能を使いこなせる自信がない初心者の場合は、Lステップの方がメリットあると考えられるので、追々比較してみると良いでしょう。
LineA(リネア)の料金
LineAのプランは、スタンダードプランとギガントプランの2つです。
スタンダードプランはLineAの基本機能が使えるプランで、ギガントプランはLineAの機能が最大限使えることが特徴となります。
ギガントプランにすると、流入経路分析やアフィリエイト機能なども使えるようになるので、かなり機能が充実します。
補助金を利用すれば、最大で半額になることもあるので検討してみる価値があると言えるでしょう。
LineAの料金プランは、以下となります。
スタンダードプラン | ギガントプラン | |
初期費用 | 33,000円 | 330,000円 |
月額費用 | 33,000円 | 220,000円 |
利用アカウント数 | 1アカウント | 30アカウント |
エキスパのAPIシステム
エキスパも、LINE公式アカウントのAPIシステムの1つです。
情報発信に適した機能を持つAPIで、LINEやメールとうまく連携できる便利なツールとなっています。
エキスパは、どんな人に向いていてどんな特徴やメリットがあるのでしょうか。
エキスパのAPIシステムの特徴やメリットなどについて、みていきます。
エキスパの特徴
エキスパは、株式会社エキスパートが提供しているサービスで、メルマガ・LINE・メールを使った情報発信に特化していることが大きな特徴です。
3つの媒体を使い、顧客に合う方法でアプローチしていきます。
システム1つで管理ができるため、顧客管理をスムーズに行えるためコスト削減にもつながります。
エキスパは、メルマガ歴の長い人が開発したシステムなのでセールスに特化した機能が充実していることも特徴です。
Lステップとの違いは、シンプルなシステムがエキスパで、マニアックなシステムがLステップとなります。
機能が充実しているLステップは、使いこなすとかなりメリットがありますが、そこまで必要ないと考えるのであればシンプルで安いエキスパがおすすめです。
ターゲットとなる個人商店や中小企業なら、LステップでもエキスパでもAPIとしての役割は十分です。
そのため、機能とコストが自分にとってどちらが合うのかを基準に考えましょう。
エキスパのメリット・デメリット
エキスパのメリットは、必要な実用的機能が充実している点です。
一括送信やステップメール、絞り込み配信などさまざまな機能があります。
マーケティングに必要な機能がしっかり揃っていて、シンプルな仕組みであることが特徴です。
そして、メルマガ・LINE・SMSを使った配信を一括で行えることもメリットです。
別々のシステムを使っていた場合は、一括になることで作業が減りコストも抑えられます。
エキスパのデメリットは、友達追加されたユーザーの管理ができない点です。
シナリオ変更を個別で行うことができないため、ユーザーがどのシナリオで配信されているのかがわからないということになります。
そのため、さらに細かいマーケティングをしたい場合に不便さがあるのです。
初心者や友達登録数が少ない人は、シンプルなエキスパを使う方がわかりやすくて良いのですが、規模が大きくなる場合は物足りなさも否めません。
自分にとってどちらが合うのか検討してみましょう。
エキスパの料金
エキスパ初心者におすすめのプランは、5千通プラン・1万通プラン・2万通プラン・3万通プランの4つがあります。
無料プランはありませんが、月額料金の30日間返金保証があるため万が一利用をやめたいとなっても安心です。
エキスパのプランは機能の差ではなく、配信可能な数で分かれていることが特徴です。
他のAPIシステムと比較すると、料金が安いため初心者が試してみるときにおすすめと言えます。
5千通プラン | 1万通プラン | 2万通プラン | 3万通プラン | |
初期費用 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
月額料金 | 3,800円 | 8,140円 | 16,170円 | 23,650円 |
1日メール配信上限 | 5千通 | 1万通 | 2万通 | 3万通 |
1ヶ月メール配信上限 | 15万通 | 30万通 | 60万通 | 90万通 |
Lステップと他APIの比較
Lステップと他のAPIを比較してみましょう。
それぞれの特徴に合ったメリットがあるので、値段以外の部分でも比較は必要です。
LINE公式アカウントのAPI選びに頭を悩ましている人は、比較表を参考にしてください。
Lステップと他APIの比較について、みていきます。
LINE公式アカウント使用可能API比較表
LINE公式アカウント使用可能API、Lステップ・Liny・LineA・エキスパそれぞれの特徴やメリットを紹介しました。
個人商店や中小企業の場合は、コストや機能を考えるとLステップ向きと言えます。
ただし、機能が豊富であるメリットを活かすことができることが重要です。
規模が小さく複雑なシステムは苦手であれば、エキスパで試してみるのも良いでしょう。
コストが安く、シンプルな仕組みなので多くの機能を使いこなすことが困難な人におすすめです。
大企業や行政の場合は、LinyもしくはLineAもおすすめと言えます。
大量配信が安いLinyならコストを抑えることができますし、LineAなら補助金を使えば高機能な内容を安く利用することができます。
これらの中でLステップがおすすめと言われるのは、個人でも使えることと機能の豊富さの割に手頃という点であることがわかるでしょう。
Lステップ | Liny | LineA | エキスパ | |
プラン | スタートプラン・スタンダードプラン・プロプラン | スタートプラン・ベーシックプラン・プレミアムプラン | スタンダードプラン・ギガントプラン | 5千通プラン・1万通プラン・2万通プラン・3万通プラン |
初期費用 | 無料 | 54,780円 | 33,000円、330,000円 | 5,000円 |
月額費用 | 2,980円~32,780円 | 5,500円~76,780円 | 33,000、220,000円 | 3,800円~23,650円 |
配信数 | ~1,000通~45,000通 | ~1,000通~45,000通 | スタンダードプラン 不明/ギガントプラン 30万通 | 15万通~90万通 |
Lステップと他のAPIの違いを理解して有効活用しよう
Lステップ以外のAPIシステムも、さまざまなメリットがあります。
機能が豊富で手頃なLステップは非常に優れたAPIですが、他のAPIにも優れた点があるので、一度比較検討してみると良いでしょう。
どれを選ぶかというのは、自分がどんな使い方をしたいか、どんな規模の企業なのかによります。
自分がはじめるビジネススタイルに合うAPIを上手く使うことが、配信を効率的にするコツです。