LinyとLステップはどっちがいいのかな?
一長一短だからそれぞれの特徴を詳しく解説するね!
「LINE運用ツールは、LinyとLステップのどちらを選ぶべき?」
「LINEマーケティングツールを選ぶときのポイントは何?」
このような悩みを抱えていませんか?
2大LINEマーケティングツールといわれるLinyとLステップ。どちらを選ぶべきか、LINE公式アカウントを導入するときにほとんどの人が悩むといわれています。しかし、LinyとLステップはそれぞれ特徴が異なるため、利用する人の状況や目的によっておすすめする人は変わってきます。
そこで今回は「LinyとLステップの違い」・「LinyとLステップのメリット・デメリット」をご紹介。LinyとLステップに限らず、複数存在するLINEマーケティングツールの選び方も併せて解説します。この記事を読めば、あなたがLinyとLステップのどちらを選ぶべきかわかるでしょう。
Liny(リニー)とLステップはどう違う?さまざまな項目で比較
LinyとLステップはどう違うのでしょうか。LinyとLステップはともに、LINE公式アカウント運用ツールで有名です。しかし、多くの人がLINE公式アカウントを導入するときにどちらを選ぶべきか悩みます。
さまざまな項目で比較することで、LinyとLステップの違いが把握できます。LinyとLステップの違いについて、項目別に比較した表は、以下のとおりです。
サービス名 | Liny(リニー) | Lステップ |
---|---|---|
運営会社 | ソーシャルデータバンク株式会社 | 株式会社Maneql(マネクル) |
創業 | 2017年2月 | 2016年4月1日 |
初期費用(税込) | 54,780円 | 0円 |
料金プラン(税込) | スタートプラン(1,000通/月)5,500円/月 ベーシックプラン(15,000通/月)43,780円/月 プレミアムプラン(45,000通/月)76,780円/月 | スタートプラン(5,000通/月)2,980円/月 スタンダードプラン(30,000通/月)21,780円/月 プロプラン(50,000通/月)32,780円/月 |
契約期間 | 1年間 | 最低3ヶ月間 |
有料アカウント契約数 | 3,500社超 | 25,000件超(※2023年4月時点) |
無料トライアル期間 | なし | 30日間 |
Linyの運営会社は、ソーシャルデータバンク株式会社です。一方、Lステップの運営会社は、株式会社Maneql(マネクル)です。
Linyの運営会社であるソーシャルデータバンク株式会社が、株式会社Maneql向けにLステップを開発・提供しています。そのため、LinyとLステップともに同じ開発会社となります。
それでは、それぞれの項目について、LinyとLステップの特徴を詳しくみていきましょう。
5つの項目で解説するね!
LinyとLステップの料金を比較
まずは、LinyとLステップの料金を比較してみましょう。初期費用において、Linyが54,780円に対して、Lステップは0円。月間配信可能数によって、LinyとLステップともに3つのプランがあり、いずれもLステップよりもLinyのほうが高額です。
料金の差額は、Linyの顧客サポート充実性が理由とされています。対して、LステップはLinyのような手厚いサポートがないため、安価に抑えられているといえます。
また、Lステップは最低3ヶ月から始められますが、Linyは1年契約であるため、すぐに解約できないことを覚えておきましょう。
LinyとLステップの機能を比較
次に、LinyとLステップの機能を比較します。Lステップは、LinyのOEM製品です。つまり、Lステップの本来の製品製造業者は、Linyということになります。そのため、LステップとLinyの機能に大差はなく、プランによって利用可能な機能が異なる点も同様です。
Lステップスタートプランでは、ステップ配信機能・セグメント配信機能・リマインド配信機能は全プラン共通で利用できます。Lステップスタンダードプランでは、リッチメニュー・URLクリック測定・コンバージョン・サイトスクリプトを追加。Lステッププロプランでは、アクション管理・クロス分析・流入経路分析・スタッフ権限設定・ファネル分析も利用できるようになります。
LinyとLステップの導入企業を比較
LinyとLステップの導入企業を比較してみましょう。Linyは、30以上の都道府県市区町村と数多くの企業に導入されており、導入実績は3,500社を突破しています。例えば、LINE・経済産業省・金融庁・消費者庁・東京都・神奈川県・滋賀県・日本骨髄バンク・森永・富士フイルム・明治大学などです。
一方、Lステップでは、著名人アカウントや事業者も多数、導入事例として紹介されています。しかし、規模や信頼性については、Linyを導入している企業が際立っている状況です。
LinyとLステップのサポート体制を比較
LinyとLステップのサポート体制はどうでしょうか。Linyは、アドバイザーが初期設定の導入をチャットやZoomで無料サポートを行なっています。有料オプションサービスでは、LINE公式アカウント企画構築代行サービスやリッチメニューのデザイン作成代行サービスなども実施。
Lステップは、導入前の説明会や無料個別相談、チャットサポートなどが用意されていますが、基本的に自分で学ばなければなりません。Linyは、Lステップにはない充実したサポート体制を構築しています。
LinyとLステップの無料トライアル期間を比較
LinyとLステップの無料トライアル期間をみてみましょう。Linyにはありませんが、Lステップには無料トライアル期間が30日間設けられています。無料トライアル期間があれば、Lステップを利用して、どれだけ効果があるかを確認できます。
実際に利用してみないとわからない部分があるため、無料トライアル期間を活用してあなたに合うプランを検討してみましょう。
Liny・Lステップを利用するメリット・デメリット
LinyとLステップの違いがわかりました。LinyとLステップを利用するにあたって、それぞれメリット・デメリットが存在します。
利用するメリット・デメリット
- Liny
- Lステップ
開発会社は、同じソーシャルデータバンク株式会社であるため、管理画面などの内容はよく似ています。しかし、最も大きな違いはターゲットの規模という基本構想です。
LinyとLステップそれぞれの特徴を把握することで、あなたがどちらのLINE運用ツールを選ぶべきかわかるはずです。それでは詳しくみていきましょう。
メリット・デメリットを知っておこう!
①Linyを利用するメリットとデメリット
Linyを利用するメリットとデメリットについてみてみましょう。Linyを利用するメリットは、顧客のニーズを分析して、サービスを利用したいと行動を促す便利な機能が備わっていることです。例えば、顧客に対して段階的にメッセージを送るステップ配信などです。
また、顧客のデータ分析項目も豊富です。営業担当がサポートしてくれるメリットもあります。そして、ベーシックプランなら3名まで、プレミアムプランなら5名まで運用管理者を設定可能。規模が大きい企業が運用しやすい特徴があります。
一方、Linyを利用するデメリットは、詳細な顧客データの分析を行なうためには運用料金が高くなってしまうことです。さらに、契約は1年更新であるため、最低1年分の料金を支払わなければなりません。
②Lステップを利用するメリットとデメリット
次に、Lステップを利用するメリットとデメリットについてみてみましょう。Lステップを利用するメリットは、LINEの個別返信やメッセージ配信の自動化ができることです。これにより、運用にかかる人件費の削減・業務の効率化を実現できます。プランによって詳細な分析機能も備わっており、顧客に適したアプローチができます。
システムの安定感だけでなく料金体系も低価格に抑えられており、初月無料のお試し期間から始められる点も良心的です。
一方、Lステップを利用するデメリットは、最初の配信内容構築に時間と手間がかかることです。豊富な機能を使いこなすだけの知識を、利用者自ら習得しなければなりません。
LINEマーケティングツールを選ぶ際の5つのポイント
2大LINEマーケティングツールといわれるLiny・Lステップを利用するメリット・デメリットがわかりました。ここからは、LINEマーケティングツールを選ぶ際の5つのポイントをご紹介します。
LINEマーケティングツールの選び方
- 費用対効果で選ぶ
- 操作のしやすさで選ぶ
- 配信機能設定で選ぶ
- データ分析機能で選ぶ
- サポート体制の充実度で選ぶ
LINE公式アカウントでソフトウェア同士をつなげるAPIは、LinyとLステップだけではありません。今後も新たな拡張ツールが公開される可能性はあります。
以下の5つのポイントを参考に、あなたのニーズに合ったLINEマーケティングツールを選びましょう。
最適なツールを選ぼう!
①費用対効果で選ぶ
LINEマーケティングツールの選び方1つ目は、費用対効果で選ぶことです。ツールを導入すれば利用料金が発生し、利用できる機能を増やせばプランの月額料金は高くなります。毎月の固定費として経費に計上する必要があり、成果を見込めなければ無駄な支出となってしまう可能性もあるでしょう。
導入目的が達成でき、費用に見合う効果があるのか精査しなければなりません。Lステップなら、30日間は無料で運用を始められます。その間に料金を支払っても導入するメリットがあるのか確かめましょう。
②操作のしやすさで選ぶ
LINEマーケティングツールの選び方2つ目は、操作のしやすさで選ぶことです。初期設定の段階では、配信内容・条件分岐・タイミングなど詳細に設定していく必要があります。
管理者だけでなく、複数メンバーで対応していく場面も出てくるはずです。複数のメンバーで運用していく場合、運用者全員について操作性の共通認識が欠かせません。そのため、ツールの操作のしやすさは重要なポイントの一つとなります。
③配信機能設定で選ぶ
LINEマーケティングツールの選び方3つ目は、配信機能設定で選ぶことです。友だちの属性や行動をもとに、興味や関心のある人にだけメッセージ配信を行なうセグメント配信が有効です。
LINE公式アカウントでもセグメント配信は行えますが、属性が完全に正確というわけではありません。みなし属性といわれる区分分けではなく、顧客の行動分析から正確な配信を行なえるツールであるかを事前に確認しておきましょう。
④データ分析機能で選ぶ
LINEマーケティングツールの選び方4つ目は、データ分析機能で選ぶことです。メッセージを読んだか、リンクをタップしたかなど、顧客の行動履歴を分析して、より高い成約率につなげる必要があります。
分析の結果、顧客ごとに配信時間帯を変更したり、リッチメニューを変更したり対応策を講じられます。顧客のニーズに寄り添う細かなサービスを提供するために、データ分析機能は欠かせません。
⑤サポート体制の充実度で選ぶ
LINEマーケティングツールの選び方5つ目は、サポート体制の充実度で選ぶことです。多くの場合、マニュアルが用意されていますが、実際に運用を行なう過程で不明点や不具合が発生するかもしれません。
有料のLinyは、導入時のオンラインサポートや運用サポートが充実しています。Lステップは、30日間の無料トライアル期間が設けられており、毎月1回60分の無料スポットコンサルも実施しています。
導入時だけでなく、運用においても安心して利用できるサポート体制かどうかを事前に調べておきましょう。
Linyの導入がおすすめなのはこんな人
LinyとLステップのそれぞれの特徴を理解したところで、実際にLinyの導入がおすすめなのはどのような人なのでしょうか。Linyがおすすめな人は、以下の2点を満たす人です。
Linyがおすすめな人
- 顧客が比較的多い大企業
- サポートを手厚くして欲しい人
顧客が比較的多い大企業は、それだけ顧客管理に労力と時間を要します。運用のサポートが手厚ければ、LINE運用ツールを利用する成果を最短で上げられるはずです。費用面よりも、運用効果を重視したい堅実な法人や行政関係の人におすすめです。
Lステップの導入がおすすめなのはこんな人
では、Lステップの導入がおすすめなのはどのような人なのでしょうか。Lステップがおすすめな人は、以下の2点を満たす人です。
Lステップがおすすめな人
- 顧客が比較的少ない小企業・店舗
- 運用費用をできるだけ抑えたい人
顧客が比較的少ない小企業・店舗であれば、LINEマーケティングツールに不慣れな人でもサポートを利用しながら運用可能です。サポートが最小限となる分、運用費用をできるだけ抑えられるメリットがあります。手軽に事業課題を解決したいと考えている中小企業の人におすすめです。
まとめ:最適なツールを選んでマーケティングに活用しよう
LinyとLステップはそれぞれ特徴が異なるため、おすすめする人にも違いがあります。顧客が比較的少なく、手軽にLINEマーケティングを始めたい人は、Lステップ。顧客が比較的多く、費用面よりもサポート体制を重視する人は、Linyがおすすめです。
事業目的達成のためLINE運用ツールの料金・機能面も重視しながら、あなたに最適なツールを選んでマーケティングに活用しましょう。