Lステップの「アクション管理」ってどんなふうに使えばいいのかな?
この記事ではLステップの「アクション管理」について上手な使い方や、運用のコツを解説するよ!
Lステップのアクション管理とは
よく実行するアクションと、アクションの実行スケジュールを登録することができるものです。
プロプランではスケジュール実行が可能ですが、それ以外のプランは手動実行となります。
「よく実行するアクション」というとわかりにくいので、具体例で解説します。
例えば、塾の生徒さん向けにLINE公式アカウントを作成していて、友だちの登録してもらっている場合、入塾時点のアンケートなどで学年の情報を入手し、それを友だち情報へ登録していたとします。
その学年情報は4月に実際の学年が上がる自動で更新される情報ではないため、手動で更新する必要があります。
それってかなり面倒な作業だと思いますよね。
この更新作業をどのような条件で行うのかをアクションとして一度登録し、それ以降は1つのタスクとして実行するのが、アクション管理です。
Lステップのアクション管理の設定方法について
先程お伝えした塾の生徒さんの管理にについて詳しく解説していきますね。
「友だち情報」の「学年」という項目に「小1」とある人を条件として抽出します。
その人を対象に、「学年」の項目の「小1」を「小2」へ変更します。
これを基本として、条件を複数追加していきます。
「友だち情報」の「学年」に「中1」とある人を条件として抽出します。
その人を対象に、「学年」の「中1」を「中2」へ変更します。
このように追加していくことで年度で変わる情報を一括で変更するタスクができます。
注意事項としては、このタスクを実行する度に学年が1つ加算されるので、4月に入ってから1度だけ手動で実行するようにしましょう。
Lステップのアクション管理でできる上手な使い方:おみくじ
1日1回限定でできるコンテンツの管理ができるようになります。
おみくじとかできそうだね!
リッチメニューに「1日1回限定!今日の〇〇!」のようなコンテンツを提供したい場合、アクション管理で対応できます。
知ってしまうと簡単なんですが、以下の仕組みで実現します。
- リッチメニューに「1日1回限定!今日の〇〇!」をタップした人に「1日1回タップ済」というタグを付けます
- 「1日1回限定!今日の〇〇!」を同日で2回目にタップした人(「1日1回タップ済」のタグが付いている人)には「このコンテンツは1日1回限定ですよ」というメッセージを出します
- アクション管理のスケジュール実行で1日1回「1日1回タップ済」のタグを削除します
毎日0:00に「1日1回タップ済」というタグを削除するというアクションをスケジュール実行するだけです。 - えるコン
これなら簡単だね!
コンテンツの中身は様々なものが提供できると思いますので、こんな仕組みも使いながら面白いコンテンツを考えてみてくださいね!
Lステップのアクション管理でできる上手な使い方:クロス分析と連携
クロス分析に繋げるという方法があります。
具体的には以下の方法となります。
例えば、ステップ配信で1日に1本ずつ5本の動画を配信していたとします。
その動画を再生したかどうかでそれぞれ「1日目視聴済み」、「2日目視聴済み」、「3日目視聴済み」、「4日目視聴済み」「5日目視聴済み」とタグを付けていきます。
これでどの動画を視聴してくれたかがわかりますね。
それをもとにして、どこまで見てくれたかというタグを準備します。
「1日目視聴済み」、「2日目視聴済み」が付いていたら、「1〜2まで視聴済み」というタグを付けるアクション管理のスケジュールで1日1回実行するようにしておきます。
同様に、「1日目視聴済み」、「2日目視聴済み」、「3日目視聴済み」が付いていたら、「1〜3まで視聴済み」
「1〜4まで視聴済み」「1〜5まで視聴済み」というタグをアクション管理で付けます。
アクション管理でタグを付ける操作については、スケジュールで1日1回で登録して夜間のうちに情報がアップデートされる仕組みを自動化してもよいですね。
これでどこまで視聴した人がどのくらいコンバージョンにつながっているかをクロス分析にて確認することもできるようになります。
今回はテスト的にコンバージョンの項目から「CVテスト1」と「CVテスト2」で登録していますが、問い合わせ、セミナー予約、製品購入などのように段階的に成約に繋がる確率を分析することも可能になります。
これでマーケ戦略の効果測定も簡単だね!
Lステップでのアクション管理の活用方法
一定条件で友だちを抽出して何らかの操作、設定変更などする場合、
それが今後も発生するような作業であればアクション管理に登録して、次回以降の効率化に繋げることができて便利です。
少し条件が違う場合でも、1つ目をベースに修正することで1から作成するよりも効率的に作業を進めることができます。
普段からLステップの中で実施している友だち情報、タグ情報の付け替え、修正をメインに説明してきましたが、これらの有効性をさらに増幅させることができるのがアクション管理です。
クロス分析のところでもお伝えしましたが、既存のタグを使って、新しい分析用のタグを作る方法の他、既存のタグと操作ログのスコアリングと組み合わせることで、新しい指標を作ることもできます。
新しい指標としてタグを作成することで、見込みユーザの中でも更に特定条件を満たしたユーザを抽出し、タグを付けるという操作を自動化することができます。
これらをスケジュール設定し自動化することで、特定条件を満たした確度が高いユーザに対して手厚い案内、フォローができるなどアクション管理の使い方は多岐にわたります。
Lステップのアクション管理をマスターして運用に役立てよう!
巷ではRPAや業務自動化などと言われていますが、Lステップの中で効率化するにはこのアクション管理を活用すると運用が楽になることもたくさんあります。
様々な条件から自動的にタグ情報などを抽出し、更に自動アップデートし、クロス分析などに応用することもできます。
まずは、一度は使ってみることをおすすめします!